今回は、SNSでたびたび見かけて気になっていた「あさくら画廊」に実際に足を運んできました。
東京・足立区にあるこのスポットは、ただのアートギャラリーではなく、日常と非日常が混ざり合うピンクの異空間として注目を集めている現代アートスポットです。
写真だけでは伝わらない、現地で感じた空気感や作品のインパクト。
そしてアクセス方法や料金など、訪れる前に知っておきたい情報も交えてご紹介します。
記事内で紹介している訪問の様子は YouTube でも公開中です。
記事の最後に動画リンクがありますので、リアルな様子を映像でもご覧いただけます。
圧倒されるピンクと毒かわいいの世界!あさくら画廊とは?

あさくら画廊は、東京都内にある小さな現代アートギャラリーです。
館長を務めるのは辻修平さん。
そして実はここ、アーティスト・辻さんの自宅兼アトリエでもあるんです。
日常の中で生まれた作品たちがそのまま空間に溶け込み、ギャラリーでありながら住まいの空気感も感じられる、非常にユニークな場所です。

あさくら画廊では、ピンクの世界がテーマになっていて、空間全体がピンク一色に染められています。
壁も床も天井も、展示物もすべてピンクで統一されており、その徹底ぶりに圧倒されます。
ただかわいいだけでなく、どこか毒っけのあるグロかわいいテイストが漂っていて、甘さと不気味さのバランスがクセになる空間です。
巨大な目のキャラクターがこちらをじっと見つめてくるような感覚があり、かわいさと不気味さが共存していて、かなりクセになる雰囲気でした。
アクセス方法を伝える前に基本情報と施設紹介
- 名称:あさくら画廊
- 料金:大人1,000円 小中高生600円 年パス3,000円
- 住所:東京都足立区西保木間2丁目6-22
- 営業時間:9:00〜19:00
- 定休日:水曜日休み
- 電話番号:090-9327-3541
- 公式サイト:あさくら画廊 | 四次元館、ピンクワールドにようこそ!!
訪問前には、公式サイトやSNSで最新情報をチェックするのがおすすめです。
展示スケジュールやイベント情報などが更新されています。
あさくら画廊 アクセス方法の詳細

あさくら画廊 アクセス方法について詳しくご紹介します。
最寄り駅は、東部伊勢崎線竹ノ塚駅。
東口を出て徒歩15分程度の距離にあります。
住宅街の一角にあるので見逃さないように注意が必要ですが、ピンクの装飾がちらっと見えるので、それを目印にするといいかもしれません。
一目見たらここだとわかります。
写真では伝わらない圧倒的体験

とにかくまず「ピンクの情報量」がものすごいです。
展示されているキャラクターは、どれも目が大きくてこちらをじっと見つめてくるような表情。
最初はちょっと怖いかも?と思ったのですが、不思議とだんだん可愛く見えてくるんです。
足の踏み場がないくらいピンクの作品だらけで、家全体がひとつの作品のようになっているのが印象的でした。

そして本当に驚いたのが、トイレ・キッチン・お風呂といった生活スペースまでもが完全に作品の一部として成立していること。
トイレは「ぬいぐるみが山積みにされた便器」という衝撃の光景に、思わず笑ってしまいました。
そこまでやるか、と思わせる徹底ぶりには脱帽です。
しかも壁には「くつは脱いで入ってね」という注意書きもあって、シュールな世界観に拍車をかけていました。
しかも、これらはすべて実際に生活に使われているというのだから衝撃です。
「えっ、ここで本当に暮らしてるの!?」と、内心ツッコミを入れずにはいられませんでした。
さらには、辻さんのおばあちゃん・おじいちゃんの祭壇までもが、ピンクに染められてました。

せっかくお邪魔したので、追加料金2000円を払い、辻さんに似顔絵を描いていただくことにしました!
なんと、目の前でささっと描き上げてくださって、まるでこの空間に住んでいるキャラクターのような自分の分身が生まれたような、不思議で嬉しい体験でした。
手描きのイラストは、世界観そのものが紙の上に降りてきたようで、今でも大切に取ってあります。
あさくら画廊はどんな人におすすめ?
あさくら画廊は、ただのアートギャラリーではありません。
ピンク一色に染まった空間、かわいさと毒っけの同居、不思議な世界観にどっぷりと浸かることができるスポットです。
次にお伝えする内容に当てはまる方は、あさくら画廊の魅力にはまるかもしれません。
B級スポットや珍スポットが好きな方
有名な観光地や定番のアートスポットにはない、ちょっと変わった刺激を求めている人にはぴったりです。
ちょっと変わった体験が好きな方には、東京都内の珍スポット『目黒寄生虫館』もおすすめです。
こちらも普通の博物館とは一線を画す、強烈な印象を残す施設でした。
さらに、あさくら画廊はその異質さこそが最大の魅力。
展示物だけでなく空間そのものが異世界じみていて、「どうしてこうなった?」とついツッコミを入れたくなるような演出が満載です。
観光ルートからは少し外れる場所にあるものの、だからこそ味わえる隠れたワンダーランド感がクセになります。
「ちょっと変わった場所に行ってみたい」という方には、まさにうってつけの場所です。
かわいいの中にちょっと毒があるアートが好きな方
「かわいい」ものが好きだけど、ただ甘い雰囲気だけじゃ物足りないそんな方にとって、あさくら画廊はまさに理想的な空間です。
パステルカラーやぬいぐるみなどキュートな要素が詰まっている一方で、よく見るとその中に不穏な空気やちょっとした狂気が潜んでいたりします。
作品ひとつひとつには明るさと不気味さが絶妙に同居していて、まさに「グロかわいい」や「毒かわいい」という言葉がしっくりきます。
どこかに不安や皮肉が込められているような雰囲気に惹かれる人、少し背筋がゾクッとするような可愛さに惹かれる人にはたまらない空間です。
SNS映えするユニークな写真を撮りたい方
「SNS映えする写真を撮りたい!」という方には、あさくら画廊はまさに格好の撮影スポットです。
館内は一歩踏み入れた瞬間から、どこを切り取ってもビジュアル的にインパクトがあり、まるで別世界に迷い込んだような非日常の風景が広がります。
とくに印象的なのは、ピンク一色で統一された部屋。
さらに照明の色合いや配置も独特で、自然光では出せない色味が写真に写り込み、スマホで撮るだけでもかなり雰囲気のある写真になります。
フィルターをかけずとも映えが狙えるこの空間は、被写体を選ばず、人物を入れても入れなくても成立するのが魅力です。
普通のカフェや展示では物足りない、ちょっと違ったテイストの写真を撮りたい方や、フォロワーの反応を引き出したい方にはおすすめ。
「どこで撮ったの?」と聞かれるような、インパクトある写真を手軽に撮ることができます。
アートに詳しくなくても、感覚で楽しみたい方
「アートって難しそう」「知識がないと楽しめないのでは?」そんな心配は、あさくら画廊では一切不要です。
この場所の魅力は、作品に対して正解の見方が用意されていないところ。
作品の意味を深読みしたり、美術史的な背景を知っていたりする必要はありません。
たとえば、部屋に一歩足を踏み入れて「なんだか不思議」「ちょっと不気味だけど好きかも」と思ったなら、それこそがこの空間の楽しみ方のひとつ。
「これってどういう意味なんだろう?」と考え込むよりも、まずは感じたままを大切にしていい、そんな優しさに満ちています。
特に印象的なのは、見るだけでなく感じる体験として成立していること。
目の前の作品に引き寄せられたり、空間の空気に圧倒されたりと、五感にじわじわ染み込んでくるような体験ができます。
あさくら画廊は行く価値しかない唯一無二の空間
写真では伝わらない、空間全体に漂う圧と緊張感、そしてどこかユーモラスな空気、それらが混ざり合ったピンクの世界は、まさにここでしか体験できない唯一無二のアート空間でした。
また、単にアート作品を鑑賞するのではなく、生活空間の中で作品に入り込んでいく感覚があるのも、この場所ならではの魅力です。
こんな空間で日常生活を送っているということ自体が、一つのパフォーマンスアートのよう。
気軽に立ち寄れる距離にある方はもちろん、遠方の方でも、アート巡りが趣味なら一度は訪れてほしい場所です。
僕自身、また足を運びたいなと思える、心に残る体験になりました。
「2024年3月21日に訪問」
あさくら画廊は動画でも紹介しています。ぜひご覧ください!
↓
[あさくら画廊|はらふみYOUTUBE動画リンク]