土合駅の神秘体験!長い階段に挑んだ体験レポート

土合駅階段 珍スポット
今回は群馬県にある土合駅に行ってきたときのレポートをします。
土合駅は「モグラ駅」とも呼ばれていて、486段とても長い階段があることで有名です。
こちらの記事では、土合駅の雰囲気や、アクセス方法・一人で土合駅を散策してみた感想をお伝えします。
記事の最後の方に僕のYoutube動画が貼ってありますが、実際に土合駅の雰囲気が分かる内容になっているので、ご覧ください!

土合駅の長い階段がつくる非日常空間

群馬と新潟を結ぶ路線の途中に、不思議な雰囲気をもつ土合駅があります。

ここは「日本一のモグラ駅」としても知られていて、特にその構造がユニークなんです。

上り方面のホームは普通に地上にあるのですが、下り方面に向かう列車の乗り場はなんと地下70メートルほどの深さ。

この地下ホームから地上の改札まで行くには、数分間のぼり続ける必要がある長い階段が待ち受けています。

なぜ地下ホームができたのか?

土合駅看板

もともと土合駅ができたのは1930年代。

当時は上りも下りも同じホームを使っていたそうです。

ところが時代が進み、上越線が複線化されるタイミングで、線路のレイアウトも大きく変わることになります。

ちょうどその頃は、土木技術も進化していたので、山の斜面に沿って線路を通すのではなく、トンネルを使って最短ルートで駅同士を結ぼうとしたようです。

その結果、新潟方面行きのホームはトンネルの中に作られることになり、今のような特殊な構造になったというわけなんですね。

階段をのぼる時間もまたひとつの体験

土合駅入口

地下ホームから駅舎までの移動は、まさにアドベンチャー感たっぷりです。

ホームを出てすぐに長く続く階段が現れ、そこを登っていくとだんだん空気が変わってくる感じがあります。

全長300メートル以上、思わず休憩したくなるかもしれません。

そしてもうひとがんばりして連絡通路を抜けると、最後の数十段が待っています。

こうして合計486段を登りきって、ようやく改札にたどり着けるのがこの土合駅の特徴です。

階段の数だけじゃなく、その空間の冷たさや静けさが、不思議と印象に残ります。

ちょっとした冒険気分を味わいたい人にはぴったりのスポットかもしれません。

土合駅ってどこ?アクセス方法って複雑なの?

土合駅は群馬県の北部、自然が豊かなみなかみ町にある駅で、所在地は「群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽」です。

観光スポットとしても知られている谷川岳のすぐ近くにあります。

車でのアクセスは意外とスムーズ

車で土合駅へ行くなら、関越自動車道を使うのが便利です。

最寄りのインターチェンジは「水上I.C」で、そこから国道291号線に入り、水上市街や谷川岳方面に向かって進みます。

大きな道標がいくつもあるので、ほとんど一本道のような感覚でたどり着けるのも安心ポイント。

ドライブイン「谷川岳ドライブイン」を過ぎたあたりで右手に駅の入り口が見えてきます。

駐車場は駅のすぐそばにあり、無料で利用できるのでたっぷり満喫できます。

スペースも数台分あるので、混雑を避けた時間に訪れればスムーズに停められると思います。

ちなみに、バスで向かうこともできるので、ナビタイムでチェックしてみてください。

[土合駅・バス乗り換え案内|ナビタイム]

土合駅で味わったちょっと不気味な空間が好きな方には、群馬の「プラムの国」もおすすめです。
プラムの国

アクセス自体も小さな冒険みたいなもの

土合駅はただの通過点というより、駅にたどり着くまでの道のりも含めて楽しめる場所です。

次第に空気が澄んできて、山の緑が広がっていく感じがなんとも気持ちいいんですよね。

階段の話ばかりが注目されがちですが、駅そのものの雰囲気や、自然の中にひっそりと佇む存在感も見逃せません。

土合駅に一人で挑戦!果てしない階段と向き合った体験レポ

土合駅に向かう道のりは、思っていた以上に山深い場所を通る感じでした。

途中すれ違うのは、リュックを背負った登山の人たちがちらほらというくらいで、にぎやかさはありません。

土合駅通路

駅舎の中に入ると、どこか昔の校舎みたいな雰囲気で、木の床や古びた壁の質感がなんだか懐かしくも感じます。

入り口から下のホームまで進むのに、体感では30分近くかかったかもしれません。

土合駅階段

土合駅の下りホームへと続く階段を見下ろすと、その先がどこまで続いているのか全く分かりません。

最初の一歩を踏み出した時点で、想像以上の長さに「これは戻れないかも…」と軽く焦るほどです。

壁にはところどころにコケのようなものが浮かんでいて、まるで長年使い込まれたトンネルのような質感でした。

歩くうちに、自分が何か別の存在になったような気さえしてきて、ちょっとした異世界に迷い込んだ気分になります。

この階段を毎日使っていたら、きっと足腰はかなり鍛えられそうです。

土合駅ホーム

ようやくホームにたどり着くと、そこはまるで別世界のようにひっそりとしていました。

線路の奥はまっくらで、向こう側がどうなっているのかさえ見えないのが印象的です。

土合駅待合室

脇にある休憩スペースには、たくさんの人が土合駅を訪れた記録を残したノートが置いてありました。

誰かの手書きの文字って、不思議と旅先で出会うとじんわりと心にしみるものですね。

ここからまた486段の階段を登っていくのかと思うと、正直足がぷるぷるしてきますが、それもまたこの駅ならではの体験だと思います。

土合駅はいい運動になる異世界トンネル

土合駅は入ってすぐは古い校舎のようでしたが、奥に進むにつれてひんやりとした空気感で別世界に潜り込んでしまったようでした。

階段もとても長いのでいい運動になりましたし、ホームで見つけた土合駅を訪れた人たちノートの寄せ書きに心温まりました。

群馬のお出かけスポットの候補の1つに入れてみてください。

[2023年7月23日訪問]

土合駅での様子をYoutubeの動画でまとめてあるので雰囲気などをチェックしてみてください。