【東京×地震体験】震度7を体験する東京直下72hTOURに参加してわかった災害後のリアル

事故にあった車の画像 珍スポット

今回は東京都江東区にある防災体験施設「そなエリア東京」で実施されている東京直下72hTOURに実際に参加してきました。

このツアーは、震度7の揺れを再現するエレベーターからスタートし、災害直後の避難行動をシミュレーションしながら、館内を進む没入型のプログラムです。

この記事では、参加して感じたリアルな印象や学び、施設の詳細、アクセス・料金情報まで、実際の体験に基づいてわかりやすくレポートしていきます。

記事内で紹介している訪問の様子は YouTube でも公開中です。

記事の一番下に動画を記載しています!


東京直下72hTOURとは?初動72時間を体感できる地震体験プログラム

東京直下72hTOURは、国が運営する防災体験学習施設「そなエリア東京」にて実施されている地震体験型プログラムです。

このツアーでは、「震度7の大地震直後からの72時間」をテーマに、災害時にどのような行動を取るべきかを、実際に歩きながら学べる構成になっています。

ツアーは、地震速報とともに始まり、疑似エレベーター内での緊急アナウンスや非常灯、緊急停止によって、災害の始まりを体験。

その後の館内では、災害時に必要な選択をしながら進んでいくシミュレーションが用意されており、参加者は自分自身の行動力や判断力を試されます。

途中では「何を持ち出すべきか」「どんな備えが必要か」といった選択を迫られる場面もあり、ゲーム的な要素を含みつつ、防災意識を高める構成になっています。


エレベーターから東京街中セットへ没入感ある地震体験の流れ

エレベーターで地震の初動を体験したあと、目の前に広がるのは、災害が起きた直後の混乱した街の再現セットです。

災害後の街のセット

倒れた電柱、散乱した看板、割れたガラス、破損した建物など、現実にありえそうな風景が並び、まるで実際に被災地を歩いているかのような感覚になります。

東京街中セットでは、電気が漏電しているような演出や、緊急地震速報の音が館内に響き渡るなど、災害直後の混乱した雰囲気がリアルに再現されていました。

そこから避難所、給水所といった生活の場面へと移行しながら、72時間をどう過ごすかを追体験していく流れになっています。

状況に応じた選択を迫られる場面もあり、「もし自分がこの状況にいたら」とリアルに想像しながら進める構成は、没入感と緊張感を同時に味わえる作りでした。

館内の展示と学び・地震体験後に知るリアルな情報が満載

地震体験の後には、展示ゾーンへ。

ここでは過去の震災の事例や、防災グッズの紹介、東京のリスクマップなど、地震に限らないさまざまな災害に関する情報が展示されています。

特に印象に残ったのは、災害が起きた際の情報伝達のしくみや、SNSの使い方など、現代ならではの防災スキルにも触れられる点です。

単なる知識のインプットだけでなく、「自分ならどうするか?」を常に問われる内容で、頭と体の両方を使う体験でした。

また、子どもでも楽しめるように展示には触れて学べる工夫がされているものもあり、家族連れにもぴったりの施設だと感じました。

東京で地震体験をするなら?アクセス・料金・施設情報

  • 施設名:そなエリア東京(東京臨海広域防災公園)
  • 住所:東京都江東区有明3丁目8番35号
  • アクセス:りんかい線「国際展示場駅」から徒歩4分/ゆりかもめ「有明駅」から徒歩2分
  • 料金:入館無料(団体利用や事前予約は公式サイトを確認)
  • 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)・年末年始
  • 公式サイト防災体験学習(そなエリア東京) | 東京臨海広域防災公園

没入感と緊迫感のある地震体験

参加してみて一番印象に残ったのは、最初のエレベーター体験でした。

実際に揺れはないものの、緊急アナウンスや非常灯の演出、エレベーターが上昇するような動きによって、災害発生時の緊迫した空気がしっかりと再現されていました。

館内の再現セットを歩いて進む中で、避難の際の判断力や冷静さの重要性を強く実感しました。

ゲーム感覚で楽しみつつも、得られる学びは本物でした。

また、案内のスタッフさんも非常に丁寧で、質問にもしっかり答えてくれたのが印象的でした。

重たいテーマでありながら、親しみやすさもあり、誰にでもおすすめできる施設です。

「ただ怖いだけ」「難しそう」というイメージを持っている人にも、ぜひ一度体験してほしい内容でした。

東京直下72hTOURを体験して備えの意識を変える

東京直下72hTOURは、地震に対する知識だけでなく、「災害が起きた直後にどう動くか?」という初動の大切さを学べる貴重な場所です。

防災に対する意識が高まるだけでなく、具体的な行動のヒントが得られるため、家族・友人・学校・職場など、どんな立場の人にも役立つ内容です。

災害はいつ起きてもおかしくありません。 ぜひ一度、72時間のシミュレーション体験を通じて、自分の備えを見直してみてください。

記事内で紹介した体験の様子は、YouTubeでも公開中です。ぜひあわせてご覧ください!