和歌山県の山深い場所に、恐竜と地獄、そして宗教の世界が一緒に体験できるとても個性的な場所があります。
山道を歩いた先に現れるその空間は、B級感たっぷりの恐竜のでかすぎるオブジェ、人の気配がないカオスな世界が広がっていました。
今回は、ぼくが実際に足を運んで体験してきた現地の様子をじっくりとお届けします。
記事の最後には動画URLも掲載しているので、映像でもチェックしてみてください!
なぜこんな場所に?山奥にあるテーマパーク「恐竜ランド極楽洞」

実はこの場所、ただの観光施設ではなく、もともとは「小原鉱山」と呼ばれる本物の鉱山だった場所です。
昭和40年頃までは実際にここで鉱石の採掘が行われていたそうで、その役目を終えた坑道の跡地を再利用して、現在の個性的なテーマパークが作られました。
かつて多くの人々が鉱石を求めて、岩を掘り進めていた本物の洞窟をそのまま活用しているため、一歩中に入ると当時のままの剥き出しの岩肌が目の前に広がります。
坑道の跡地を再利用して作られたテーマパークはこちらの記事でも紹介してます!
ぜひ合わせて読んでみてください!

リアルな洞窟探検!「恐竜ランド極楽洞」の散策レポート

いよいよ洞窟の中へと進んでいきます。
受付で入場料を支払い、まずはヘルメットを着用します。
洞窟内は天井がゴツゴツと低くなっている場所が多く、頭をぶつけてしまう危険があるため、ヘルメットは必須です。
ぼくの場合は少し頭が大きかったせいか、まるで頭の上にちょこんと乗っているような状態になってしまいましたが、安全のためにしっかり乗せて進みます。

中に入ると、真夏だとは思えないほど涼しく、地面はすごくぬかるんでいます。
洞窟の奥からは、現代だとは思えないような恐竜の鳴き声が響き渡っていて、中がどうなっているのか気になります。
誰も人がいないので怖い。

通路を進むと、何十体ものリアルな恐竜たちが次々と姿を現します。

上にはプテラノドンの群れやライトアップで照らされた虹の池という展示も。
いったいどういうことなんだろうか。

近くには滝が流れており、落差23mと鉱山洞窟では日本一の滝がありました。
ここにもプテラノドンが。

階段を進んでいくと、アロサウルスやティラノサウルスがライトアップされています。
それぞれの恐竜が鳴き声を出すので、洞窟の暗さと鳴き声の音響ですごいことに。
進んだ先にあるカオスな世界「恐竜ランド極楽洞」の地獄と宗教ゾーン

恐竜たちのエリアを抜けてさらに奥へと進むと、いよいよぼくが一番楽しみにしていた地獄と宗教のゾーンが始まります。
非常に複雑な迷路のようになっていて、案内板をしっかり見ないとどこに歩いていけばいいのか分からなくなってしまいます。

まず地獄の入り口の手前には、鬼が使うような大きな金棒のオブジェがどんっと置かれていて、その先には、不気味な赤や青の光で怪しくライトアップされた、長くて狭い下り坂の通路がどこまでも続いています。
坂を下りるとスピーカーから「なんとかしてお母さんを救うために、お釈迦様にお尋ねしたところ」といった仏教の物語のアナウンスが流れてきます。
さっきの恐竜との温度感がすさまじいです。

仏教の物語アナウンスが流れる中で、暗闇の中に青鬼のリアルなジオラマが設置されています。
さらに、この青鬼のジオラマ首が左右に動くんです!これには感動。

案内板に従って通路を歩いていると、「ここは地獄の一丁目。犯した罪の程度により、行き先が決まります」という重々しいナレーションが流れ、目の間には何とも重厚感のある赤鬼のジオラマ。
さらに進むと「お助けください!赤鬼様!」罪人と鬼のリアルなやり取りの音声が響き渡ってきます。

そこには赤鬼、そして地獄の裁きを受ける人々のリアルなジオラマが展示されていました。
この展示はなんだか手作りの温かみがありつつも本格的なおどろおどろしさがあり、これぞB級スポットといった感じ。

激しい地獄の世界を抜けてさらに進むと、今度は美しい極楽の世界が。
ここでもナレーションが流れており「今わたくしたちの世界では高い教育がなされています。人は動物にはない理性があります。しかし昨今その理性が失いつつあります」とこういったかなり癖の強い案内音声が聞こえてきました。
ちょっと違う意味で怖くなってきました。

最後には光るトンネルというエリアにたどり着きました。
ここでは、地球の神秘が体験できるそうで、紫外線を受けることで美しく光り輝く「蛍光鉱物」などが展示されていました。
迷わず行きたい!「恐竜ランド極楽洞」へのアクセス情報

恐竜ランド極楽洞は、和歌山県伊都郡かつらぎ町にあります。
営業時間は午前9時から午後5時までで、定休日は設けられておらず年中無休で営業されています。
入場料金は大人900円、小人600円です。
アクセスについてですが、車で行く場合は山道を運転することになり、公共交通機関を使う場合はなかなかの大冒険になります。

最寄りとなる笠田駅からコミュニティバスに乗り、山道を揺られること約1時間から1時間10分ほどで終点の「花園」バス停に到着します。
花園バス停から現地までは約3.6kmの山道を1時間以上かけて歩いて登る必要があります。
人通りも車通りもほとんどない先の見えない上り坂の峠道が続くので、歩き慣れていないと大変です。

道中は落石や倒木に気をつける必要がありますし、クマやイノシシが出没することもあるそうです。
絶対に車で行きましょう。
一度は訪れたい最高のスポット!「恐竜ランド極楽洞」のまとめ

本物の鉱山跡地という特別な空間の中に、恐竜、地獄、宗教という独自のテーマが見事に融合した「恐竜ランド極楽洞」。
今回は歩きで行ったので、辿り着くまでのスリリングな山道も含めてとても楽しい経験になりました。
和歌山でB級スポットを探している方にはぜひ足を運んでもらいたいスポットです。
「2023年7月19日訪問」
今回の探検のリアルな様子や、洞窟内のさらに詳しい映像は、YouTube動画でも公開しています。
恐竜の鳴き声や、地獄の雰囲気をぜひ映像でもチェックしてみてください!

