200体以上の武将像が立ち並ぶ岐阜県の戦国系テーマパーク「関ヶ原ウォーランド」を体験レポート

コンクリート製の武将像 東海

天下分け目の関ケ原の地を訪れるなら、絶対に外せないB級スポットがあります。

それが関ヶ原の戦いを100分の1のスケールで再現した知る人ぞ知るテーマパーク「関ヶ原ウォーランド」です。

1万坪という広大な敷地には、200体を超える武将たちがそれぞれの陣地に配置されており、関ヶ原の戦いがそのまま形になって残っている、戦国マニアにはたまらない場所。

そんな関ヶ原ウォーランドに今回は実際に足を運んできました。

記事の最後にはYoutubeの動画も載せているので現地の空気感をチェックしてみてください!

老舗テーマパーク関ケ原ウォーランドの成り立ち

関ケ原ウォーランド外観

外観が綺麗だったので平成初期くらいに開園したのかな?なんて思っていたら、実は関ケ原ウォーランドができたのは1964年とのこと。

想像以上に長い歴史がある老舗テーマパークなんです。

この場所がつくられたのは、前会長のお父さんが遺した「この地に生を落とした人々を弔い、その歩みを伝える場所を作りなさい」という遺言がきっかけだったそうです。

当時は弔いのお寺や資料館さえ無かったようで、そんな切実な願いを形にするために開園されました。

構えた武将像

そして園内に並ぶ迫力あるコンクリート製の武将像を手がけたのが彫刻家の浅野祥雲氏です。

愛知県の「桃太郎神社」や「五色園」の像でも知られる浅野氏の作品は、どれも独特のユーモアや色使いに溢れています。

1万坪の関ケ原ウォーランドを巡る、200体以上の武将像

風鈴の道

園内に入ると、まずは色とりどりの風鈴が揺れるトンネルが迎えてくれました。

チリンと鳴る涼しげな音に癒やされますが、その先には1万坪という広大な敷地で徳川家康が率いる東軍と石田三成率いる西軍が戦いを繰り広げています。

武田信玄像

すぐに目に入ったのはこの場所のシンボルともいえる武田信玄の姿。

当時ではもうこの世にいないはずではと横の看板を見てみると「我こそは武田信玄の亡霊 もう争いはやめい!ノーモア関ヶ原合戦」と書かれていました。

歴史の枠を超え、あえて亡霊として現れてまで争いを止めようとするその姿と「ノーモア関ヶ原合戦」のワードがなんともシュールな感じに。

広場に集まった像

園内では東軍と西軍でそれぞれ陣形を取って配置されているんですが、武将や足軽、鉄砲隊のものすごい数の像を目の前にするとこれ200体どころではないのでは?と思えてきます。

それぞれの武将像を近くで見てみると、肌の質感や瞳の向き、表情まですべて異なっていました。

しばらく歩くと歴史の有名なシーンが次々と現れます。

徳川家康像

東軍の陣地では、徳川家康が討ち取った敵の身元を確認する首実験をしているシーンが再現されていました。

結構リアルで怖い。

大谷吉継像

西軍では、石田三成の盟友の大谷吉継が最期を迎える場面もあります。

重い病を抱えながらも三成のために参戦した大谷吉継が、自分の首を敵に渡さないようにと誇りを貫いた壮絶な最期。

充血した目からは、武士の覚悟が伝わってきます。すごい表現力だ。

小早川秀秋の像

そんな大谷吉継の近くにはやつがいました。

松尾山に陣を張って傍観していた、西軍から東軍へと寝返る小早川秀秋です。

迷いながらも裏切りへと動くそんな面持ちをしているような。

小早川秀秋は、どちらの味方をするか最後まで決められずにいたんですよね。

しびれを切らした徳川家康が、彼の陣に向かって催促の鉄砲を撃ち込ませたことで、ようやく東軍への寝返りを決意したといわれています。

なんてやつだ。

宮本武蔵の像

さらに歩いていると、意外な人物の像も見つけました。

あの最強の剣豪として知られる宮本武蔵です。

実は若き日の宮本武蔵が西軍の宇喜多軍として参戦していたという説があるんですよね。

後の剣豪がこの過酷な戦場を生き延びたかと思うとロマン溢れます。

石田三成の像

木々が並ぶ林の中には、西軍を率いた石田三成がいました。

なんだかこの周辺だけ謎の静けさがある。

島左近の像

そして、その周辺には西軍三成の右腕でもあり鬼の異名を持つ島左近。

あの鬼の左近とも言われた猛将がなぜこんなポーズを。

個人的にはかなり好きなのでもっと決め込んでいるかと思ってました。

案内板

池のほとりでは「十九女池(つづらいけ)の美女と大蛇」という案内板を見つけました。

案内板によれば約300年ほど前、近所の家にお椀を借りに来る綺麗な娘がいたそうです。

返ってくるお椀がいつも生臭いことを不審に思った老人が、蛇が嫌う鉄の針をお椀の底に隠して貸したところ、娘は二度と現れなくなったというお話です。

若い娘の像

その後、娘は月夜の晩に笛を吹きながら現れ、「今晩、他へ移ります」と形見の笛を置いて去っていきました。

実はその正体は池に住む大蛇だったという、少し切なくて不思議な民話がこの地で伝わってるようです。

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関ヶ原ウォーランドのアクセスと営業時間

場所は岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原1701-6にあります。

車で行くなら名神高速の関ケ原ICから約5分から10分ほどで、駐車場もあります。

電車の場合はJR関ケ原駅から歩いて25分くらいです。

営業時間は4月から11月が10時から16時まで、12月から3月は15時閉園(土日祝は16時)となっています。

定休日は12月31日のみです。入園料は大人800円ですが、冬の間は500円とお得になります。

関ヶ原ウォーランドを散策まとめ

初めて関ヶ原ウォーランドに足を運んでみましたが、記事では紹介しきれないほどの有名な武将像がたくさんありました。

浅野祥雲氏のファンや歴史が好きな方、ちょっと変わったテーマパークが好きな方にはぜひおすすめしたい場所です。

関ヶ原に観光をしに来たらぜひ行ってみてください。
[2023年9月10日訪問]

実際に訪れた様子はYouTubeでも投稿してます。

現地の空気感が伝わってきますので気になる方は下記リンクより見てみてください!

[関ケ原ウォーランドはらふみYOUTUBE動画リンク]