今回は埼玉県深谷市にある「川本サングリーンパーク」へやってきました。
埼玉には有名なテーマパークがいくつかありますが、ここは平成初期に作られた知る人ぞ知る穴場のテーマパークです。まるで時間が止まったかのような、ゆっくりとした平和な空気が流れています。
入園料は無料で、近くには地元のお野菜が安く買える直売所もある、ごく普通ののどかな場所なんです。
しかし、園内を歩いていると、ちょっとした違和感に気がつきます。
木々の間にポツンと、周囲の景観から少し浮き上がったような謎の建造物が佇んでいるのです。
記事の最後には動画URLも掲載しているので、現地の雰囲気は映像でもチェックしてみてください!
埼玉のレトロなテーマパークで異彩を放つ建造物

昔はテーマパークに行けば全てのアトラクションを制覇したいと意気込んでいたものですが、今は遠くから一定のリズムで動いているアトラクションを、ただ静かに眺めている時間のほうが落ち着きます。
でも、川本サングリーンパークにあるこの「マジックハウス」と名付けられたアトラクションは少し違いました。遠くから見つめているだけで、なんだか不思議な引力を放っているんです。
近くの係員さんに「なぜこんな場所にこれが?」と尋ねてみたところ、「あるから、あるんだ」という、まるで夢の中の住人のような答えが返ってきました。
かつてここにあった別のアスレチックに代わって、どこかから運ばれてきたみたいですね。
他のテーマパークにはない?不思議な仕掛けを体験

料金は1回300円。いざ入ろうとすると、入り口の外ではピエロの人形が一定のリズムで不気味なオルゴールを回し続けています。
のどかな公園に響く、その物悲しいメロディを聞いているとなんとも言えない気持ちになります。

一般的なテーマパークのアトラクションやお化け屋敷なら、作り物の中にも人間の手で作られたという微かな温もりや意図を感じますよね。
しかし、ここではそういった人の気配がほとんどありません。圧倒的に無機質で、空間全体がまるで白黒の映像の中に入り込んでしまったかのような錯覚に陥ります。
中の仕掛けで何より驚くのは、脈絡のないモチーフが連続する、その圧倒的な意味不明さです。
内部を進むと、自分がどこに向かっているのか分からなくなる「鏡張り」の迷路のような通路や、「樽の仕掛け」、そして遠近感がおかしくなるような「目の錯覚」を利用したギミックが次々と現れます。

さらに歩みを進めると、なぜか突然「大統領の絵」が飾られていたりするんです。「どうしてここに大統領?」
もちろん答えはどこにもありません。鏡、樽、錯覚、そして謎の絵、次から次へと現れる脈絡のない仕掛けの連続はまるで夢のようです。
僕がこれまで体験してきたアトラクションの中でも、ここまで視覚と思考を不気味に狂わせる演出は群を抜いていました。
ちなみにこのマジックハウスは、お化け屋敷制作「館林お化け屋敷」で知られる木村さんが携わっています。

埼玉の穴場テーマパーク「川本サングリーンパーク」へのアクセス方法
施設の住所は「埼玉県深谷市本田5990」です。営業時間は基本的に午前9時から午後4時までとなっており、毎週火曜日が定休日です。
車で行く場合は、関越自動車道の「嵐山小川IC」から約10分、「花園IC」からは約20分ほどで到着します。
約100台停められる広い駐車場が用意されていて、駐車料金が無料なのもゆっくり過ごしたい方には嬉しいポイントです。
公共交通機関を利用する場合は、秩父鉄道かJR高崎線からのルートになります。秩父鉄道の「武川駅」からはタクシーで約10分、もしくは深谷市のコミュニティバス「くるリン(川本デマンドバス)」を利用して向かうこともできます。
JR高崎線の「深谷駅」から向かう場合は、南口からタクシーで約30分ほどの距離です。
また、施設のすぐ近くにはお野菜の直売所があります。名産の深谷ネギをはじめ、新鮮な野菜が驚くほどお安く手に入るので、テーマパークを楽しんだ後のお土産探しにもぴったりです
埼玉のテーマパーク「川本サングリーンパーク」で非日常を

川本サングリーンパークには、マジックハウスのような不思議な空間の他にも、手作りのチョークで落書きできる黒板や、レトロな桜鉄道など、どこか懐かしくて温かい空気に溢れた素晴らしい場所がたくさんあります。
もし、日常の中に潜むちょっとした非日常や、説明のつかない不思議な雰囲気を体験したいなら、ぜひ埼玉の穴場テーマパークである川本サングリーンパークへ足を運んでみてください。
あの無機質な空間と、公園全体ののどかな空気感のギャップは一度味わうとクセになるかもしれません。
文章や写真だけでは伝わりきらない、マジックハウスの不思議な空間と不気味なオルゴール音は、ぜひ以下の動画からも体感してみてください!

